全国脊損発生調査について

外傷性脊髄損傷の発生状況について

2018年の外傷性脊髄損傷全国疫学調査は、皆さまのご協力のおかげで74.4%という調査票回収率が得られ、信頼度の高いデータが得られました。

推計発生率は、人口100万人あたり年間49人で、受傷年齢の中央値は70才でした。頚髄損傷が88%を占め、麻痺はFrankel Dが46%、受傷原因は転倒が39%と最多でした。

結果は、下記に発表されており、詳細なデータはsupplement dataとして公表されています。
皆さまのご協力に改めて感謝申し上げますとともに、予防活動にご活用いただければ幸いです。

Miyakoshi N, Suda K, Kudo D, Sakai H, Nakagawa Y, Mikami Y, Suzuki S, Tokioka T, Tokuhiro A, Takei H, Katoh S, Shimada Y. A nationwide survey on the incidence and characteristics of traumatic spinal cord injury in Japan in 2018. Spinal Cord 2021; 59: 626-634

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